教科書総点検!
塾なし中学受験をするには、まず、親が試験問題を解いてみるしかありません。
通塾していたとしても、やっぱり、親が一通り志望校の過去問を解いて、
子供がこれから、どんな問題に挑戦していかなければならないのかを把握したほうがいいと思います。
まず、県立中高一貫校の場合、基本的には「小学校の授業で習う範囲」となっているはずです。
でも、どこの塾でも「県立中高一貫校を受けるには、私立中学受験の勉強をしておいた方が有利ですよ」と言われるようです。
塾の先生がおっしゃることはなんとなく分かります。
県立中高一貫校の出題範囲が小学校で習う範囲となっているとしても、受験生のほとんどは塾で私立中学の勉強もやってきているので、その子たちと戦うためには、同じ量とテクニックが必要になると言うことでしょう。
でも、本当に塾でやる「量」と「テクニック」がないと中学受験ができないのか、よく考えてみる必要があると思います。
とにかく、受験塾でやらさせる量ははんぱないです。そりゃ、あれだけやれば「どっか」から「出る」よね。
塾の勉強の「量」に溺れながら、受験当日を迎えるのか、
それとも、
範囲を狭めて、確実な知識を積み上げて受験に臨むのか、
これだけ、お金もかけた、時間もかけた、テキストもいっぱいやった、知識もいっぱいついてるはず、うちの子頑張ってたっぽい、という「なんとなくお腹いっぱいに頑張った感」で受験するのか、
それとも、
小学校の教科書は完璧!あの問題集も完璧!志望校を絞って過去問も2周できた!これで、この学校落ちても悔いなし!って、「やりきった満足感」を持って受験するのか、
よーく考えてみました。
そして、後者を選びました。
なぜ、後者を選んだかの詳しい理由についてはこちら。
中学受験生で、小学校の教科書を見直す人ってあまりいない気がします。
でも、我が家は、まず、教科書から見直しました。
私が、受験問題を一通り解いて、教科書のどこから出題されているかを片っぱしからチェックして行ったんです。
驚くことに、受験をしようとしている私立中学の入試問題さえも、理科、社会はほとんど、小学校の教科書、資料集に記載されていました。
これには衝撃を受けました。
みなさんも試しに確認してみてください。
あの、薄っぺらい、カラーの教科書が宝の山に見えてきますよ。
必要な知識はほとんど小学校で配られる教科書や資料集に載っているんです。
あとは、その知識がどんな風に出題されるかで、難易度が変わってくるんです。
だから、長男には、小学校の授業が簡単だからといって、舐めた態度とるんじゃないよ、と口酸っぱく言い続けました。
幸い、小学校5年、6年の時の先生にはかなり恵まれ、長男も大好きだったので、なんと、6年生で小学校を休んだのは、私立中学を受験するための1日だけ、という出席率でした。
塾なしで中学受験をしようとするのであれば、教科書は捨てないこと。
無料の教科書を利用すればするほどお得感あると思いませんか(笑)
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